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ピナレロFP2、LOOK695、BROMTON、CRF1000L、SEROW250と登山ライフ。

富士ヒルクライム抽選迫る

いよいよ抽選結果が明日発表になる。
短い自転車ライフながら大きなインパクトとなった富士ヒルクライム、このレース
に出ることを楽しみにしていたのだから、もし外れるようなことになったら、、、、

当たりますように!!!

富士ヒルクライムエントリー(FP2)



感動の富士ヒルクライム

今年はついに抽選になったのでのんびりエントリー。
3月27日に結果発表だ。

初参加の昨年は1時間33分台だったので、今回の自己申告タイムは目標と
言うことで1時間25分で申し込んだ。

昨年は初参加で無我夢中で走り湧き上がる感動で涙があふれたが、自転車
に乗り始めてあれほどの感動は最初で最後だ。

今年も是非とも2度目のチャレンジであの達成感、感動をもう一度味わいたい。
今更大幅な上達は見込めないのだから悔いの無いよう、あのゴール地点に向け
て頑張ろう。

抽選外れたらへこむだろうなぁ。

あざみラインへのハードル



富士チャレさんに教えてもらった全長約17kmの風張林道。
あざみラインの前哨戦としてまずは上ってみてはどうかと教えて頂いた。

斜度を見てみるとなんと14パーセントだの16パーセントと恐ろしい数字が、、、
これって和田峠の最後の激坂が3,4km以上、平均斜度10パーセント以上が
7kmも続くのだ!!!

我が家には激坂無敵のYAMAHA PASがあるが、これなら上る自信はある。

あざみライン


バイクや車では走っているあざみラインもエンジン付ではただの坂道だ。
どんなものかと調べてみたら、、、

富士ヒルクライムで走ったスバルラインはと較べると、、、
標高差が変わらずに距離がちょうど半分。

ということは斜度が2倍、、、

確か乗鞍だって20kmくらいかけて上るんだよな、、、あれの倍か、、、、

んー、、、こりゃ人間の走る道じゃ無いか、、、

・・・・・・やっぱりスバルラインにしようかな。

富士へ


中5日、久し振りでロングだ。遅めの出発で山中湖を目指した。
曇り空の中を走り出すが、久し振りなのでとても気持ちが良い。

と、心拍が0表示、、、死んでるやん。
猫目のサイクルコンピューター、上等だよ、今度は心拍が壊れたのか、
まったく気まぐれだな、だから猫より犬が好きなんだ、犬は忠誠心が
強いので決してレース当日にへそを曲げたりはしないだろうし、こうし
てまたすぐに今度は別のところが壊れるなんてことにはならないだろう。

家を出たばかりで戻るのも面倒だ、今日1日は胸に着けた心拍計セン
サーは意味無く山中湖まで連れて行くのだ。

道志みちは結構寒いので体が温まるようにシャカシャカ回す、今日は
11-23Tのハイスピード仕様、富士チャレそのままだ、上りに弱いので
しばらくこのままで軽いギアは封印しておこう。

もう夏ではないのでボトルも1本で十分だ。
今回は山伏峠でぶっ倒れるくらい真剣に走るぞと心に誓いながら気を
抜かずに走るが、気が付くと余力を残してしまっている。


道志みち、途中から急に暖かくなった。

道の駅は意外とすぐにやってきた。自転車はつくづくメンタルなスポーツ
だと思う。今日は気合が入っているので近く感じた。

山伏峠でぶっ倒れるぞ!と鼻息荒く上り始めるとLOOK乗りのオジサマが
すぃーっと抜いていく。めちゃくちゃ頑張ってるのにテンション下がるなぁ。
ローは23Tなので重いがノーマルクランクの人はこれより重いのだから文
句は言えない。

これまた気分的にはあっけなく山伏峠のトンネルが現れる。
ぶっ倒れる予定だったが、やはりそこまで追い込めていない。

はぁ、富士ヒルクライムの感動を再び味わいたいのに、どうにもあそこまで
追い込むことができない。単独走の限界なのか。
自分に厳しい人なら単独だって同じように追い込む事ができるのだろうな。

山中湖へ下る。
11Tの本領発揮、ぐいぐいギアが掛かっていく感じ、ノーマルならシャカシャ
カから回り気味になるような速度でもしっかり漕げる。


黄色い絨毯


このまま人間も大の字に寝たかったが、自転車だけ休ませてやった

セブンイレブンでおにぎり。
さぁ、富士山を見に来たのに雲の中で何も見えない。

よし、ならば上ってしまおう、帰りの体力なんて考えてはいけない。
とにかくぶっ倒れたいのだ。

籠坂峠を下ってあざみラインで五合目を目指す。
が、これがヨダレものの辛さで膝も痛くなり、脚も少し攣りながら、息はゼイゼ
イ、空気は冷たいのに汗が噴出してくる。




あまりの遅さに自転車が真っ直ぐ進まない。
ついに自転車が止まってしまった、坂道で漕げずに止まったのはMTBで山伏
峠を目指して挫折した時以来ではないだろうか。

これだ!!!挫折感に落ち込むところだが、何故かゾクゾクした。
心地良い挫折感とでも言うのか、この燃焼感は気持ちよい、もう言い訳のしよ
うがない、完敗、力を出し尽くしたのに上れない。転ぶ寸前にクリートを外して
足を着いた。


わずか3.2kmでダウン

それもまだつづら折が始まる遥か手前の直線部分でだ。
これだこれ、これを目標にしよう、2年生の課題だ。家を出て山中湖からこの
あざみラインで5合目まで行くのだ。おそらく2回や3回トライしたくらいでは無理
な感じだ。

この先の斜度たるや、山伏峠を越えてきた脚には考えただけでもイタイ。
おそらくもうじき雪が降って通行止めになるのだろうから来年かな、それまでに
スタミナと登坂力を付けなければ。いやぁ、良い目標ができた、たとえゴール
できなくともこの坂は間違いなくぶっ倒れることができそうだ。

復路は霧雨、山伏峠を過ぎても霧雨が続き、津久井湖が近くなると普通の雨降
りになってしまった。膝が痛くなりまともに漕げず、雨で走りにくいし、泣きながら
帰宅した。

走行距離:157km
平均時速:23.2km/h(MAX68.1)
平均心拍:---bpm(MAX---)
平均ケイデンス:66(MAX176)
乗車時間:6時間43分
消費カロリー:---kcal

コンビニ - 1時間11分 - 道の駅
道の駅 - 33分 - 山伏峠
山伏峠 - 6分14秒 - 山中湖信号

過去記録
コンビニ - 1時間14分 - 道の駅 
道の駅 - 34分5秒 - 山伏峠 
山伏峠 - 6分44秒 - 山中湖信号 

コンビニ - 1時間18分 - 道の駅
道の駅 - 33分 - 山伏峠
山伏峠 - 6分55秒 - 山中湖信号

こちらは僅かながら順調にタイムアップしている。

富士チャレンジ200レポ


アラームセットを間違えてアラームが鳴らずに寝ているところを嫁に
起こされた。
6時前に出発、中央道でバビューンと行こうと思ったら、八王子でい
きなり渋滞、、、そうだ、今日は休日だったのだ。

ほどなく流れ出してほっとする、河口湖で降りず須走ICまでオトナ
乗り。コンビニおにぎり3個を胃袋に詰め込みながら富士スピード
ウェイ着7時半。

コース試走が7時から始まっているのでコース上にサイクリストが見
える。
44周を7時間も掛けて走ろうってのに試走する気になんかならない。
睡眠時間に回したほうが良い。

F1と違って1台も並んでいない西ゲートから係員に会釈してサーキッ
トへ、なんかVIPな気分。
駐車場もピットからチャリで3分と近く、自動車レースじゃ考えられな
い感覚。


更衣室からの眺め

受付を済ませると更衣室へ。更衣室はピット上のプレスルームかな
んかを開放している。
誰もいないだだっ広い更衣室で背中にゼッケンを付けてトイレを済ま
せる。トイレもとても綺麗。

ショップのピットへ顔を出して予備のドリンクを置かせてもらう。
200kmも走るので脚を動かしたくなかったのだが、店員さんに「少し
は体動かしたほうが良い」と言われて駐車場をふらふら。

ここで大変なことが。メーターが動かない!!!
心拍計は動くのに、速度も距離も出ない!!!

車載時にセンサーがずれたのだろうと軽く思っていたら、何をどうやっ
てもダメ、、、

にわかに心細くなり、この状況を認めたくなくて思い出したのは北の
国からの第1話で五郎が純と蛍を半ば無理やり北海道のボロ家に
連れてきた時の純の第一声だ。

「電気も水も無いんですか!」
「電気が無くっちゃ暮らせませんよ!」

「速度も距離も出ないんですか!」
「メーターが無くっちゃ走れませんよ!」

毎日の通勤でもナビを見ながら走るくらい計器好きな自分にとって
これは大変なことだ。ましてや今日は未知の200kmノンストップを
目指して色々情報が欲しいところなのに、、、。

結局スターとグリットに並んでもスタート寸前まで悪あがきをしていた。
周囲の視線が痛かった。

そしていよいよスタート!
ローリングスタートなので最初の1周はカウントはされるが追い抜き
禁止のパレードランだがそれは形だけのようで、みなさんガシガシ
踏んでいます。


長い長いストレート

さぁ、困ったやはりメーターは動かない。LAPやペースがわからない
のはまだいいとして、距離がわからないので44周をどうやってカウン
トしようか、そればかり考えていた。
5歳の次男でも44くらい数えることはできるが、この状況でちゃんと
数えて覚えていられるのか。




後半の上り坂がへたった脚にとどめを刺す

第一コーナーからコカコーラコーナー、100Rと見渡すとすごい人数の
自転車が一つの方向を目指して走っている、自動車はもちろんバイ
クレースでも有り得ない数なので異様な光景だ。

先頭グループはバイクが先導している、ものすごい速度だ。
1周目は試走のつもりで流れに任せて走るが、心拍は170台とオー
バー気味。

つい先日の多摩サイで130kmで撃沈したばかりなので今回は慎重
に走ろうと思うが、やはり雰囲気に呑まれる。

話には聞いていたが1コーナーからの下りはかなりのもので公道と
違って恐怖感が無いのでかなりの速度が出る、体感70km/hだ。

しかしサーキットゆえの危険もあり、隣のライダーと接触すれば大
事故だ。

レース中もこの1コーナーからの下りで事故があり救急車が出ていた。
自分の前でもあわや大事故の斜行があり心拍が一気に180近く上
がった。

自分も反射的に避けてしまったのだが、避けた先の安全を確認す
るまもなく反射的に避けてしまったので自分が事故を引き起こして
しまうところだった。60km/h以上出ているとすっと避けただけで一
瞬で5m以上動いてしまうので非常に危険だ。

富士チャレ仕様のトップギア、ノーマルクランクよりハイギアな50/
11Tはベストギアで1コーナーでスリップに付き損なっても立ち上が
りで追いつくことができる。これができないと1コーナーで無理に車
間を詰めることになり危険だったろう。なにせ1コーナーは人によって
恐ろしいラインを取ったり、ブレーキを掛けたりするのだ。


1コーナーからの下り

このサーキットは1コーナーからコカコーラ、100R、ヘアピン、ダンロッ
プまで大雑把に言うと下っているのでスリップに入れるかどうかで大
きな差が出る。

男らしく一人で走っている人も多かったが、自分は節操なくスリップ
ストリームで走った。
そうでもしないとダンロップからネッツ、最終と容赦なく続く上りに耐
え切れないのだ。


1コーナーから推定70km/hで下って100Rへ

大きな流れとしては前半の下りでいくらか抜いて、最後の上りでそ
の5倍くらいの人に抜かれるという内容だった。なにせ上りが弱い
弱い、今まで自分は上りのほうが強いのかと思っていたが大きな間
違いだった。あまりの抜かれ方に途中でやる気をなくす所だった。

グランドスタンドが見える度に周回数をカウントするのだが、これがも
う途中で何度も忘れてしまい不安になる。
トップ集団に抜かれた回数も4回目くらいからもう覚えていない、、、。

4時間経過だったろうか、30周でトイレ(小)が我慢できなくなりピット
イン、CCDは空、水100mlほど残ったボトルを2本とも交換して再スタ
ート。腰を下ろして休むようなことは無かった。

後半の上り、最初の3周くらいはアウターのまま上れたので、なんだ
インナーなんか必要ないな。なんて思っていたら、その後はすぐにイ
ンナー多用だった。疲労分散の意味でも早めのダンシングで体を動
かして走った。

補給は全行程でパワージェル5袋、黒あめ(たぶん)4個、練り梅1本
(これ、意外と良かった)、ドリンクはCCD1,400ml、水600mlで計3本。
朝飯におにぎり3個の効果もあってか、空腹感ゼロ。

このレースは長いストレート、高速コーナー、長い上り、それが4.5km
のサイクルでやってきて44周するのだ。もうごまかしが一切効かない、
何が得意とか関係なく、速度も出せて上りも強くて長距離のスタミナ
も必要、底力が試されるレースだと思った。


ヘアピンからダンロップコーナーへと続くここでだれるとダンロップ
への下りにつながらなくなる


周囲の選手との関係で自分の得意不得意が良くわかる。なにせ上
りが弱すぎる。下りがそこそこ走れるのは脚力ではなくスリップに付く
テクニック的なものだろう。バイクに乗っているので恐怖感が少ない
のだろう、一番風の少ない位置をコーナーや風向きでセコく必死に変
えているとほとんどペダルは踏まずに済どころかブレーキを掛けない
とぶつかってしまう。

変化のあるコースなのでセクションセクションで選手ごとの差が出やく
すぐにばらけてしまうので平地だけの東京EDのように一定のトレインが
できていなかった。ストレートに入るたびに適当な速度の相手と次の周
回に入るような形だった。
自分の場合は1コーナーからダンロップまで乗せてもらってそこからの
上りで振り落とされるのを繰り返しだった。


最終コーナー立ち上がり、ここから長いストレートが始まる

最後、40周をカウントしたところで何故か精神的に力が湧いてきて最後
の上りもアウターで軽々上り始めそのまま44周を走った、まさに明るい
電球。44周でブチッと切れた。

それでも小心者の自分はカウント間違いが心配で残り2周を走った。
すでに気持ちが折れているので端っこをゆっくりゆっくり写真を撮りなが
ら、コースに別れを惜しむように走った。

今回のレースでも周囲の選手の素晴らしい姿を見せてもらった。
あの上りを平地のように走るトップ選手の気迫をすぐ隣で感じることがで
きたし、華麗なダンシングも目に焼き付けることができた。
一般選手も真剣で良い顔をしていた、若者からおじいちゃんまで何人も
良い顔を見せてもらった。

自分も無事に44周を完走することができて感動だった!
と、言いたいところだったが、これが全然違ったのだ。富士ヒルクライム
が100としたら富士チャレは10だ。
終わってからずっと考えていたのだが、やはり全力を出し切っていない
のだ。体がずるくなってきていて、この程度なら完走できるだろうというレ
ベルで無意識に出力をセーブしているのだ。

トレインから千切れそうになったら、無理をせずに降りる。
ストレートでもこれ以上出しても後半もたないし、、、。上りでもこれ以上
踏んだら足が吊る、、、とか、それぞれのシーンではもちろんのこと、全
体的な出力としてセーブしてしまっているのだ。


記念撮影ラップでのショット

ゴール後に感動が怒涛のごとく押し寄せた富士ヒルクライムの時は前
半こそ抑えたが、後半はよだれを垂らして全力で走った。
今回は「まだ先があるさ」と力を抜くのだ(もちろん本人は本気でがんばっ
ているつもりだが)、この差ではないだろうか。


ゴール!コースアウト。

登山では足が吊ったり、体力が無くなって動けなくなることは冬山など
では死を意味することもあるのでこういうセーブは大切なことなのだが、
自転車は違う。
少なくともあのサーキットを走っている限りどこで倒れようとすぐに人が
来て救急車も来る。

やっぱりフルマラソンや大学駅伝のようにゴール後にぶっ倒れるような
レースをしたい。


レースを終えて

走行距離:44+2周

あと1週間

ショップ主催の富士ヒルクライムが来週の月曜日に開催される。
もちろん参加予定だが、ここのところ思うように乗れていないので心配。

麟さんのようにここまできたらカーボローディングに専念して結果に繋ぐ
なんてことは実力のベースがあってこそなので、僕なんかは前の日まで
シャカシャカ乗っているほうが良さそうだ。

幸か不幸か前日2日間はオートバイのツーリングなので自転車に乗るこ
とは無い。オートバイに乗らない人はただ跨ってエンジンで走っているん
だから楽なもんだろと思うだろうが、これがどうして、かなり疲れるのだ。

今週前半は天気が良さそうなので朝タマ頑張るぞ。

富士結果


レース終了後の24kmのダウンヒルは意外に長い。
先導車が速すぎてほとんどひとりぼっちで走ったが、新緑を風を切って走る
のはこれまた気持ち良い瞬間。


感動でメーター見る余裕もなかったので結果がわからなかったのだが、
ようやく発表された。

結果は1時間33分台!

なんの根拠も無い無茶な目標だった1時間30分に迫る上出来なタイムだった。

男子総合 : 3972人中1300番台
年齢別35歳から39歳 : 860人中300番台


ちなみに自転車名人の鶴見辰吾先生(43歳)の記録は、
2006年 1時間32分6秒
2007年 1時間21分35秒
2008年 1時間21分10秒
今年はレースの週にヤビツ峠に2回もコソ練に行き、15分を目標にしていた
のだが、叶わなかったそうだ。

片山右京の記録は、
2008年 1時間19分14秒
それもこれ体調不良で点滴しての参加タイムなのだ。すごいな。

さあ、来年の目標タイムは、、、
来年になったら考えよう。

富士クライム


いよいよ待ちに待った大会当日がやってきた。
というほどテンションは上がらず、ついにやってきてしまった。という感じだ。

復路の荷物を預けるのが6時過ぎまでということで、9割がたは6時までに会場
に集まっていたようだ。

受付27時間で締め切った参加者は今年は4千数百人。

自分は睡眠不足と、スタート前に屋外で体が冷えるのを嫌ってスタート15分前
に会場入り。の予定が、小心者なのでホテルからの道に迷ったりしたら笑えな
いので30分前に会場入り。すでに満員で申告タイム別の集団の最後尾に並ぶ。

お馴染みメンバーも参加

裾野から来たと言うフルカーボンのLOOKに乗ったクライマーと話をしながらスタ
ートを待つ。この人は30歳ながらレース歴は長く、話していると気持ちを落ち着
かせてくれる。よく攣るふくらはぎを中心にストレッチをしながら気持ちを落ち着
かせる。

女子部。日頃これだけ同時に女子を見ないので圧巻

アスリートクラスや女子クラスのスタートが順にモニターに映しだされる。
いよいよだ、スタートして1kmちょっとはタイム計測に無関係なので、和やかな
雰囲気でスタートする。

ショップでのアドバイス通り、焦らず、自分のペースを守ってペダルを回す。
1時間30分切りを目指すというLOOK乗りさんとお別れの挨拶をして、計測ゲート
を通過する。

スタート後、ゲート通過前の束の間のほんわかライド

案の定、周囲は自己申告1時間30分なのでじゃんじゃん抜かれる。
周囲の景色が前に流れていく感じだ。
落ち着いて、落ち着いて、どんどん抜かしてもらおうと言い聞かせる。

レース中の細かい展開はほとんど覚えていないが、ペース配分もくそも無く、
足が攣らない範囲で一生懸命ペダルを回していった。
奥多摩と違ってだらだらと比較的均一な斜度が続く。

自転車レースはつくづくメンタルなスポーツだ。敵は自分、どこまで折れずに
ペダルを回せるか。ちょっと気を抜くとポキッと折れて速度が落ちている。
これがバキッと音を立てて折れると、そこでのんびりエンジョイサイクリングに
なってしまう。そうならないように、自分のあまちゃんな心と闘い続ける。

目の前に真直ぐに延びる坂道を見たらとたんに折れそうなので、前を見ない
で走った。ひたすら路面を見て1秒でも速く走るために。
なんて最低なスポーツなんだ。

途中で外国の選手に声を掛けられた。
”上を見て上を見て!下には何も無いよ!前にマウントフジ!もったいないよ!”
もちろんだらしなく口を開けた顔でヘラヘラっと笑いのようなものを返すのが
精一杯だった。なんとでも言ってくれ、オレはクレイジージャップだ。

このレース、スタート前に町長さんか村長さんが挨拶をしていたように、町をあ
げての応援の雰囲気がある。
途中途中で地元のおじさん、おばさんが温かい声援をくれる。
有志の人たちが大太鼓を叩いて応援してくれるところもある。なまはげに扮した
おじさんがすぐ脇で応援してくれたりして、このときはハイタッチをしてパワーを
もらった。

闘っているのは筋力ではなく、自分との甘えなので、こういう応援がどんなサプ
リよりもガツーンと効くのだ。
これは参加者みんな同じようで、明らかに応援団の前では速度が上がる気が
する。

30分を切るには平均時速18km/hですよと、LOOKの人に言われていたが、
メーターの表示は14km/h台でほど遠い、、、しかしどれだけムチを入れても平
坦ですら18km/hがやっとだ。

山岳スプリット区間が終わりしばらくすると、長い平坦路が現れる。
ここでアウターに入れてダッシュと行きたいが、ここまで踏ん張った脚にそんな
ことはできない。付き位置で30km/hがやっとだ。

ゴール前の急坂は、このストレートで速度を乗せて突っ込めと雑誌に書いてあっ
たので、その通りもがいたら、そこで脚が切れた(笑)
ゴール前は数人に抜かれて、もがくことすらできず、シッティングで前に進むの
が精一杯でゴール。思わず出てしまったガッツポーズ、ゴール選手を迎える拍
手が感動。

眼下に広がる景色は絶景で、感動的。
完全燃焼だ、湧き上がる達成感。だらだら展望台に流れ込んで放心状態。
メーターを見るのを忘れてタイムがわからないが30分台は確かだと思う、
上出来だ。




でもタイムなんか全く気にならなかったから不思議だ。
なんだかわからないがもの凄い満たされた感じ。
誰彼構わず近くの選手たちとお疲れの言葉を交わす、同じ苦労をしたさっき
までのライバルだ。みんな良い顔していた。
バイクに乗って箱根峠で見たあの自転車乗りの顔と同じだ。


しばらくぼけーっとして、下山した。
素晴らしいスポーツと巡り合って幸せだ。


下りの反対車線でまだ闘っている選手たちに自然と応援の声が出る


下山後は地元おばちゃんたちが吉田うどんを振舞ってくれる
取引先君たちは初めて食べたようで、煮えて無いやつをよこし
やがった!ととんでもないことを言っていたので説明してあげた。


いやぁ、自転車って、素晴らしい。
そしてブログやメールで応援してくれた皆様、
お蔭様でパワーを分けてもらい無事にりきることができました、
本当にありがとうございました。

追伸:今回話をした人はみんな乗鞍ヒルクライムにエントリーしていた。
どうしてエントリーしなかったんだろう、、、今とても後悔している。
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