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ピナレロFP2、LOOK695、BROMTON、CRF1000L、SEROW250と登山ライフ。

ツール・ド・八ヶ岳参加レポ(PINARELLO FP2)


スタート前も和やかな雰囲気

金曜夜自宅発、祖母宅へ宿泊して土曜日に前日受付完了。
19日(日)当日は5時起床、いきなりトイレ大。これは嬉しい、混雑トイレで大の
心配から解放される。イプサムで5時40分祖母宅発、八千穂のスタート地点へ
は1時間弱で到着してしまった。

当日受付の車が両側に止まっている。総合グランド駐車場はすでに満車。
八千穂スキー場駐車場へ、299号を上がる。

イメトレをしながらこれから走るコースを上がるが、まあ長いの何の、イメトレも
くそもない、延々と上るだけだ。しかしこれからこんだけ長い坂道を走るのかと
思うとしびれる。

富士同様とにかく先は長いのだから抑えて抑えて、雰囲気に飲まれないよう
に行かなくてはと再確認。

ようやくスキー場へ。
7時くらいだったか。参加者が1,000人ちょっとということで駐車場もガラガラ、
何時に来てもこれじゃあ大丈夫だろう。

車内でおにぎりとおかずを食べながらのんびり。
ローラーを回している人、自転車を整備している人などのんびりムード。

ゆっくり飯を食ってようやく自転車の準備を始める。
ホイールを付けて、メーターを付けて、あら、マビックが動かない。あら、ホイール
が左右反対に付いている。緊張しているのかな。

マビックと格闘30分近く、何でまたレース直前にこんなことしなきゃなんないんだ、、、
富士チャレを思い出す。

しかし今回は前回の経験を生かしてダブルメーターなので、焦りは無い。
別に動かなくていいかって感じ。

散々いじって、意味無くローラー台使用時に使うホームトレーナーモードに切り替
えたところ正常動作。なんだこりゃ。まいっか。

こうなると見易いマビックに平均速度を表示させっぱなしにしておけるので、
ペースの目安になる。平均時速とトータルタイムの関係は頭に入れてある。

中間地点のスキー場からの下りは夏ジャージの上に冬ジャージを重ね着して
ザックを背負って下る。膝を冷やさないように、ブレーキを掛けながらペダルを
回して走る。下り坂でダンシングしてるのって傍から見たらヘンだろうな。

賑やかなスタート地点に到着。
ゴールまでは1時間近くあるので上り坂を使ってウォームアップ。皆さんのんび
り枝道を使ってアップしている。

スタート近くになるとクラス別に整列。参加者が少ないのでアットホームで、良い
意味のいい加減さがある。

出走する年齢別クラスも全員を軽く見渡せる程度。
同じクラスにカズさんがいるはずなのだが見当たらない。
数分毎にクラス別にスタートしていく。スタート直前の心拍は80から100に、そし
てスタート!

富士を思い出して、抑える、抑える。
スタートで大勢に抜かれるのはいつものことだが、何かが違う。

なんだこの脚の重さは、、、昨日1日乗っていないからか、、、やっぱり前日も
気にせず乗ったほうが良かったのか、、、いや、おかしい、、、なんだ、なんだ、、、

オーバーペースなのか?
心拍は150と、スタート直後しては高いがこんなもんだろう。

きつい、ものすごくきつい。

3kmを過ぎたあたりでもうあまりにもきつくて、脚も重くて呼吸も苦しい。
たまらず左に寄って歩くような速さでペダルを回す、自転車を降りたい。

抜かれる速度が普通じゃない、何だ、自分だけがきついのか?
何が起こってるんだ???胃の辺りがぐぅっと重い、喉も痛い。

このまま25kmも走ることが出来るのか?クライムってこんなだったか?
苦しい、自転車を降りたい、もう無理だ、でもリタイヤなんて、ブログに書けな
いだろ、どうすんだ、、、完走って嘘つくか、あーでも、カズさんにも見られちゃった
しなぁ。


スタート直後に赤いFP2発見、カズさんだ!あっという間に見えなくなった。

そう思いながら気力だけでペダルを回していたがそれも限界に、ふと出掛けに
90歳になる祖母が掛けてくれた言葉が脳裏を過ぎった、”頑張らなくていいよ”

すーっと、楽になった。
道端に自転車を停めた、5kmを過ぎた地点だ。

体感10分、実際には3分くらいだろうか、どれだけのクライマーを見送ったろうか、
焦る心とは別に、体のほうはなんとなく楽になってきた。
どうしよう、もう一度自転車に乗ってみようか、、、乗れるかな。

後ろに気を付けながら恐る恐るペダルを回すと、さっきまでの辛さはない。
100mも走るといつもの感じに戻っている。おぉ、これだこれだ!

嬉しくなって試しに心拍を170以上に上げてみるが、もう大丈夫だ。
しかし自転車を降りた時間を除いても平均速度は12km/h台と致命的な数字。

その後は死ぬ気でペダルを回した。
ようやく沿道の子供の応援も耳に入るようになった、手を振り返しながら走る。

一旦後方へ下がったおかげで先行車ばんばんを抜きながら、自分が強くなった
錯覚に陥りながらそれでも気持ちよく、びゅんびゅん上る。

しかし、それも長くは続くはずもなく、15km地点あたりからはぜいぜい言いなが
らゆっくりと1台1台抜いて行った。

心拍は170台中盤。最後の10km位は同じような速度の選手と一緒に走ることになる。
それぞれ微妙に上りが強かったり平坦が強かったり、ダンシングが強かったりと差が
あって、自分の弱いところになるとそのたびに死にそうになりながら、時に心拍180に
ぶち込んでも食らいついたり、抜かれないよう、離されないようペダルを回す。

一人では絶対に追い込めない領域、もうスペシャルチューンドエンジンを扱うよう
に心拍計とにらめっこだ、180以上が続けば簡単にブロー、170後半からは無理は
出来ないが、ライバルに先行を許せば精神的なダメージの方が大きく取り返しが
付かなくなる。

背中ですぐ後ろの息遣いやシフトチェンジの音を聞きながら地獄のような、辛くて
でもやばいくらい楽しい時間を重ねる。
今回は細身のピナレロ氏、ヘビー級クラスエントリーのジャイアント氏、諏訪湖の
チームジャージを着た学生らしき女子、これらの選手を勝手に競争相手として、
後半3分の1をほとんど一緒に走った。
おかげで最後まで自分に鞭を入れ続けることができた、感謝。

そんな頑張りとは無関係に、マビックメーターは冷静にしょぼい平均速度を表示
し続けている。

いよいよゴールが近い。1キロ前からブロー覚悟のレッドゾーンぶち込み、180で
よだれスプリント、前を行く選手のスイッチを入れてしまい、お互い顔を見合せて
抜きつ抜かれつのヒート、子供の競争に近いスイッチの入り方だ。
自転車一台分先行されてゴール!

お互いあまりのもがき振りに笑ってしまい、ぜいぜいしながら、お疲れさん!と
声を掛け合った。最後に数秒はタイムアップしたのではないだろうか、ありがとう。

ゴール後はエンジンブローというか抱き付き寸前、動けない、余韻で走る車列を
離れて自転車を止めたが、急激に止めたものでこれが辛くて倒れそうでまたしば
らくだらだら進んでようやく自転車を降りた。


ゴール直後、麦草峠2,127mにて。

いやぁ、辛かった。

富士ヒルクライムのようにゴール後に涙があふれるような感動は無かった。
今回は屈辱の途中停車というアクシデントに見舞われたが、考えてみるとやはり
ウォームアップ不足が原因だったのだろう、それしか考えられない。

きっとアップの負荷が足りなかったんだろう、いきなりの高負荷でやわな体が悲鳴
をあげたに違いない。

ゴール後へたり込んでいるとわざわざ自転車を止めて写真を撮ってくれるという
方がいて携帯を渡したところ、電池切れという、ブロガーとしても失格でさらに凹み、
数百メートル下の選手控所へ向かった。
荷揚げトラックから荷物を受け取って上着を着る。

そこでようやくカズさんに会うことができた、赤いFP2はすぐにそれとわかったが、
カズさん本人はイメージと違いあまりに柔和な方で驚いた。
鬼のような走り込みをしている鉄人なのでもっとコワイ人かと想像していた。
しかし結果はしっかり鬼のようなタイムを叩き出しており、さすがカズさんだ。


スキー場では冷えた体に嬉しい豚汁の振舞。

中間地点のスキー場までダウンヒル、後続スタート組が一生懸命ペダルを回して
いた、思わず声が出る、律儀に返事をしてくれると疲れているのに申し訳ないと
思ってしまう。

今回は惜しくもチャンピオンジャージも表彰台も逃したが、次回の楽しみに取って
おいてやる、待ってろよこの野郎。
余興で賑わう会場を尻目にさっさと自転車を仕舞い下山した。


南アルプスを眺めながら温泉、至福のひと時。


力の抜け切った体に染みわたる。


追記
結果が発表になっていた。
1時間34分、クラス別出走者170人中半分以内に入れず。
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コメント

いやはやご苦労様でした。完走おめでとう。次は富士ですか?こっちは土曜日にどきどきしながら納車引取りに行ってきました。お店の担当のお兄さんとあれこれアドバイスもらいながら、お店の前で記念写真をパチリ。車体って想像より小さめなんですね。詳細はブログにアップしておきます。

  • Yas
  • | URL |
  • #-
  • [ 編集 ]
  • 2009/04/20(月)

> 今回は惜しくもチャンピオンジャージも表彰台も逃したが、次回の楽しみに取って
> おいてやる、待ってろよこの野郎。
言ったな( ̄ー ̄)
来年まで覚えておくよ。

  • 信ちゃん
  • | URL |
  • #mQop/nM.
  • [ 編集 ]
  • 2009/04/20(月)

お互い意地張って
がむしゃらになって
笑いあえる…
いいじゃないですか(^-^)
そんなの嫌いじゃないな)~☆

また次 頑張れよ~(^_-)

  • こうちゃん
  • | URL |
  • #-
  • [ 編集 ]
  • 2009/04/20(月)

Yasさん、
ありがとうございます、6月の富士に気持ちを切り替えて頑張ります。
ついに納車になったんですね、新しい自転車ライフ楽しみですね(^^)

信ちゃん、
忘れそうなので覚えておいてください。

  • FISH
  • | URL |
  • #-
  • [ 編集 ]
  • 2009/04/20(月)

こうちゃん、
そう、最後の最後で完全燃焼でした、直後に気持ち悪くなりましたけど(笑)
良い思い出になりそうです。

そのうちGSX-Rで箱根でもそんなバトルが(^^)

  • FISH
  • | URL |
  • #-
  • [ 編集 ]
  • 2009/04/20(月)

完走そしてレポお疲れ様でした(^^)
いつもながら読み応えのあるイイ記事やなぁv-363
麦草峠って路肩にそんな雪残ってるのか!(゚o゚;)
寒いし高地だしコンディション調整大変ですなv-356

しっかしこの「思い通りにならない感」がまた燃えるね
「あ、けっこう出来ちゃった」で終わるより
今度やり遂げた感を生んだ時、より感動出来るじゃないv-398

  • nd
  • | URL |
  • #-
  • [ 編集 ]
  • 2009/04/20(月)

ndさん、
垂れ流しのウザイ長文完読のほうこそ御疲れ様です、すごいです(^^;
基本的に写真とそのコメントだけ読んでいただければ十分です、
本文は自己満で書き殴っているだけですので気分悪くしますよ(笑)

いや、軽くね、1時間10分台を叩き出して、
>「あ、けっこう出来ちゃった」
って、言ってみたいです。一桁目指してたんですけどねー、あは。
とかね、そういうコメントをしたいです(笑)
6月7日の富士ヒルクライムでは今回のようなことがないよう、
前日も走って、当日のアップも100パーセントで寝ぼけた筋肉をきっち
り目覚めさせておきます。

  • FISH
  • | URL |
  • #-
  • [ 編集 ]
  • 2009/04/20(月)

お疲れ様です!
当日は、ご挨拶をさしあげることができ、本当によかったです。
そしてそして、後姿の写真まで撮っていただいていたとは、本当にありがとうございます( … コピーして自分のブログでも、いずれ使ってもいいでしょうかと、不躾なお願いまでしてしまいつつ、感謝感激なのでした )。
僕も、アップの方法については、今回深く学ぶことができたように思います。というのは、FISHさんと同じく、序盤の苦しさに強い違和感を覚えたからです。
本番で自分にかかると想定される最大負荷をアップでかけておく ―― とは、前日に浅田監督が言っていたことです。僕は、いくらなんでもと思い、最大負荷の手前でアップを済ませてしまいました。いまさらながら、本番序盤の苦しさをアップ時に味わっておくべきだったと反省しています。
富士、今回の経験を活かして、僕も精進します!

  • カズ
  • | URL |
  • #-
  • [ 編集 ]
  • 2009/04/21(火)

カズさん、
あらためてお疲れ様でした!
勝手に写真を撮りまして失礼しました、写真はどうぞご自由にお使い
くださいませ、フルサイズもありますので言っていただけたら送らせて
いただきます。

アップ、最大負荷ですか!
アップで心拍180にぶちこむってなかなかできそうにありませんが、
監督が言ってましたか、、、知りませんでした。
ありがとうございました、これからはしっかりアップしようと思います。

  • FISH
  • | URL |
  • #-
  • [ 編集 ]
  • 2009/04/21(火)

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